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2011年 11月 17日
お久し振りでございます。
有難いことに毎日、ご予約を頂き、ひたすらご来店される皆様に満足して頂ける様、精進してまいりました。
やっと今日は、この時間に少し余裕が出来ました。
話は突然、変わりますが、肌寒くなりましたね。
いよいよ冬が近づいて来ましたね。
やはり冬といえば、なにを置いても鍋だという方は多いと思います。
個人的に好きだったミステリー作家の山村美紗さんが鍋にふつふつとたぎる、すっぼん汁をのむと、なにやら元気が出てくる、といって生前とても好まれていました。
たしかに、すっぼんには そのような元気の源があるやもしれません。しかし、すっぼんに限らず鍋物には何か、そのような空気があって、つついていると、ついというか思わず顔がほころび、友人家族を問わず、囲む人との間に話も弾み、声も笑いも大きくなっていくのに気づかされていませんか?決して私だけではないと思います。
鍋から立ち上ぼる湯気には、不思議な「和み」がついているのでしょうね(笑)。
“対座談笑”といいまして、ややこしい商談には鍋を用意しなさいと、よく教えられました。
鍋を前に対座すれば自ずと顔がほころぶ。との事らしいです。
実際に熱々のものを口にして1杯傾ける、これくらい「和」を尊ぶ大和民族の食の様式にかなったものは、歴史上まれにないといわれています。
かの、有名な方、魯山人の名言で「道楽の果て鍋にありき」という伝えがあります。
今年の冬、思い想いの鍋、どうですか?
by hanatani73
| 2011-11-17 03:15