父の口癖
2010年 09月 03日
景気もさることながら、私の店の様な小規模飲食店にとっては「家飲み」が脅威に感じている方は沢山いらっしゃると思います。
この10年でコンビニは“おつまみ”を充実させました。酒類も併せ買いして家に帰って飲んでください、というわけです。食品スーパーも若い人達の家飲みを後押ししています。こうしてカップルや独身者などの取り込みに成功し、確実に客層が変わりました。
このような傾向を目の当たりにすると今までのように繁盛店視察だけでは答はでません。更に小さくなったパイの争奪戦という意味から、今までとは違う道を選ばなければ競合他店との差はひらくばかりです。
そう思いながら毎日いろんな店を見に行き自店の差別化要素と付き合わせながら比較してきましたが、私が感じたのは自店も含めてサービス力の低下です。
提供までのスピードアップ重視が強くなりすぎによりコミュニケーションがあまりにも少ない。そこにあるのは効率だけです。言い換えるとオーダーのやりとりがお客様のペースで固定化されているのです。
ウォッチングの再確認です。ウォッチングとは、お客様がしてほしいことを察知して動く、お客様の目を追う、私の父の口癖で“目配り”“気配り”“心配り”とよく指導を頂きますが、そのとおりだとつくづく感じました。こうした行動なれなくして型通りの「推奨販売」をしても意味はありません。
いろいろ考え、悩み ついにでた答えは父の口癖にたどり着きました(笑)
父の教えてくれた基本をキッチリ押さえていけば、必ずや光明は見えてくると確信しています。
by hanatani73
| 2010-09-03 00:56